最後の夏休みに
2022年夏、スーパーカブと写真集と共に最後の夏休みに夢を叶えてきました。
写真集を売りながらカブで日本一周!
ストーリー
私は高校2年生の頃から奈良公園の鹿を撮り続けています。今年で6年目、大学卒業を節目として写真集「OneDeerLand-鹿たちの楽園-」を制作しました。この作品を沢山の人に見てもらいたい!
SNSが普及し写真作品は世の中に沢山溢れるように、作品をポンっとアップし誰かがパッといいねを押す。毎日一方通行の繰り返し。写真ってなんだっけ?__
たくさんの人に見てもらえたって一方通行では面白くない。
写真を通じて沢山お話をしたい!色んな人の話を聞いて、色んな人の写真を見て、普段見れない世界を見てみたい!
写真には言語化できない事象を伝え、コミュニケーションを生み出す力がある、でもネットの中だけじゃその力は生きてこない!
そう思ったのがこの旅のきっかけでした。
なぜスーパーカブなのか
大学に入学し、日々の足としてカブに乗り私の行動範囲は一気に広がりました。そして次第にカブとともに社会に出る前に日本の隅々を見て回りたいと考えるようになりました。しかし新型コロナウイルスの流行により私の願いはかなわないまま4年生に。最後のチャンスを絶対に逃したくない、誰よりも早く就活に取り組み、内定を頂いてからは毎日日付が変わるまでがむしゃらに働き最後の夏休みに備えてきました。夏休みに向けてひたすら一直線に突き進んできた生活の中心には常にカブがありました。
日本の風景にはカブが良く似合います。小回りがきき荷物も積めて軽くて何処へでも行ける。おまけに整備性はダントツです。250cc(中型バイク)も持っていますが結局カブが一番。
高速に乗る必要なんてありません、お金はなくても時間はある。目標は日本一周じゃなくて「写真集をたくさんの人に見てもらうこと」そう決めていました、日本一周は「ついで」です。そう考えたときにカブはぴったりの相棒でした。